富山のおっちゃん

富山の日々

教育も費用対効果で判断する時代か・・・・。

 
 
Robert Farrington
 
 
 

© atomixmedia,inc 提供高等教育にかかる費用は、給与よりも速いペースで上昇している。従って、大学進学を考えている人はみな、何を専攻するのかを十分に検討してから決断すべきだ。

大学の学位があれば、より多くの収入を得て、生活レベルを上げることが可能だ。その一方、学生ローンで借金をしすぎたうえに、あまり役に立たない学位を手にしただけで終わってしまうこともありうる。

学位の価値は結局、どんなキャリアを選ぶか、「さらには」、その学位を取得するためにどのくらいのお金が必要なのかで決まる。

だからこそ、最もよい将来につながるであろう学位を見きわめることが、誰にとっても重要なステップとなる。多額の収入を得られる分野を選ぶとともに、手ごろな授業料の大学に通ってコストを削減すれば、何十年にもわたって学生ローンの返済に悩まされることなく、自立して豊かな人生を送ることが可能だ。

幸い、学費の元を取りやすい専攻学科を見つけるのはそれほど難しくない。アメリカ政府のデータを参考に、高収入が期待できる専攻学科をいくつか紹介しよう。

石油工学

石油技術者は、とんでもない額のお金を稼ぐ。しかも、石油技術者として働くのに必要なのは学士号だけだ。石油技術者は、地下に眠る石油や燃料を抽出する設備の設計と運用を行う。過酷な条件下で働くことも少なくない。

米国労働統計局(BLS)が発表した最近の統計によると、石油技術者が2018年に稼いだ年収の平均は15万6370ドルだった。

少し別の業界において、これを上回る年収で働く石油技術者たちもいる。石油工学分野の労働者派遣サービス・セクターで仕事に就く石油技術者の場合は、年間賃金の平均が20万7100ドルだった。

コンピューター情報システム/コンピューターサイエンス

コンピューター情報システムに携わる専門家は、勤務先企業のテクノロジーに関するニーズの総括や、コンピューターのハードウェアとソフトウェアの選択と導入、テクノロジー部門の人材需要の管理などを行う。また、同じ会社で働くほかのIT専門家の業務を監督し、コンピューターネットワーク全体の安全を最優先で確保する業務もある。

こうしたキャリアには、コンピューターサイエンスや情報科学における類似の学位でも進むことができる。

いずれにせよ、大学でこうした専攻を選んでおくことで、多額の報酬につながるキャリアが多数ある。米国労働統計局によれば、具体的な報酬は以下の通り。

・コンピューターおよび情報システムのマネージャー:15万2860ドル

・コンピューターおよび情報システムのリサーチ・サイエンティスト:12万3850ドル

・コンピューターおよび情報のアナリスト:9万4990ドル

・コンピューターシステム・アナリスト:9万3610ドル

ヒューマン・リソース

ヒューマン・リソース(HR:人的資源管理)は、特にお金が儲かりそうな分野には思えないかもしれないが、専攻するとかなりの高報酬につながることがある。管理職に昇進した場合は特にそうだ。

HR専門家の2018年平均年収は6万880ドルにすぎないが、HRマネージャーとなると12万6770ドルになる。

業務内容は似ているが、より実務的な仕事を行う人材研修や人材開発のマネージャーも、年平均で12万1730ドルを稼ぐ。一方、給与管理や福利厚生を担当するマネージャーは13万2860ドルだ。

マーケティング

マーケティングも、高報酬の役職へと進むための足掛かりになりうる専攻のひとつだ。企業が雇うマーケティング専門職は、製品をクリエイティブな方法で宣伝・販売する仕事に携わる。

マーケティング専門職のなかには、消費者の要望やニーズを把握し、消費者がお金を喜んで払ってくれるのはどのような製品なのかを探るためにリサーチを行う者もいる。

米国労働統計局の最新データによると、広告、プロモーション、マーケティング、広報、セールスのマネージャーの平均年収は14万1500ドルだ。広告とプロモーションのマネージャー職は13万3090ドルだが、マーケティングのマネージャー職は14万7240ドルだった。

教育機関のアドミニストレーター

学校運営に関わるアドミニストレーターは、幼稚園から高校、大学に至る教育機関の経営管理を担う職業だ。

大学レベルになると、アドミッション(入学)の決定に携わったり、学務担当の副総長や学部長といった役職に就いたりすることもある。アドミニストレーターの多くは、学士号のみを取得して働き始めているが、より上のポジションに就くには修士号が必要だ。

幸運にも学費の元を取れるのは、大学のアドミニストレーターだ。米国労働統計局の最新統計を見ると、高校より上の高等教育、つまり大学などのアドミニストレーターは年間11万1210ドルを稼ぐ。その一方で、小学校や中学、高校で働くアドミニストレーターの平均年収は9万8750ドルだ。

費用対効果(ROI)に着目

大学進学適性試験(SAT)を主宰する非営利団体「カレッジ・ボード(College Board)」のデータによると、2018/19年度のアメリカ4年制公立大学の場合、授業料、諸経費、寮費の合計額は、全米平均で年間2万1370ドルだった。

つまり、学士号を取得するまでの費用は8万ドルを優に超えるわけだ(あくまでも卒業した場合だが)。しかも、これが平均額である点を忘れてはならない。気をつけないと、はるかに多額の費用がかかる場合もある。

十万ドル近い金額を注ぎ込んで大学で学ぶのであれば、より高い報酬や、よりよい生活、もしくはその両方が手に入る専攻科目を選ぶようにしよう。